「気候宰相」アンゲラ・メルケル

ドイツのアンゲラ・メルケル首相は、長年にわたる排出削減のための国際的な行動から、「気候首相」というニックネームをつけられています。しかし、2021年冬に16年間のドイツでの指導を終えた今、多くの人が彼女の気候に関する遺産は平凡なものであると見ています。国際的なオブザーバーは、他の国家元首や政府との交渉における彼女の確固たるリーダーシップを評価する一方で、国内では「気候変動対策の失われた10年」と批評しています。このファクトシートでは、メルケル首相の気候変動への関わりを年表にしています。

続きはこちら

温暖化を封じ込め、エネルギー転換を実現する道:2015年パリ合意を展望して

基本設計が問題… 周知の通り、京都議定書では国別に削減キャップを設定し、政府が責任を持って自国の温室効果ガス排出を数量的に削減する。来年のパリの合意でも基本はそうなるだろう。実はこの仕組みが問題の根源だ。

続きはこちら